メモ

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禅というのは、言葉による観念ばかりで会得されるものではないのであります。
もっとも実直に禅の「無」を感得する一つの手がかりは、『手ざわり』であります。
禅の観念は、自分を基にして、対物、対人、対自という形で物を感得し、人を感得し、自分を感得するなかに、はじめて真理のよってきたるところを会得するようになるのであります。
そうして、目に触れることによって「目に仏性を見る」に至るのであります。
     堀内宗心
      1919年1月 - 2015年5月27日